ニュースリリース
2007年03月29日
BASFとモンサント、植物バイオテクノロジー分野の研究開発と商業化に関する提携契約を発表
干ばつなど悪条件への耐性を強めた多収量作物を開発
提携期間を通じ、両社で約15億ドル/12億ユーロを開発パイプラインに投資
今後5年以内に、最初の製品を商業化
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)とモンサント・カンパニー(本社:米国ミズーリ州セントルイス)は 3月21日、植物バイオテクノロジー分野での共同研究開発(R&D)と商業化に向けた、長期的な提携を発表しました。今回の提携では、多収量作物や干ばつなど悪条件に対する耐性を強めた作物の開発に重点が置かれます。提携は3月21日より開始されます。 提携期間を通じて、両社は約15億ドル/12億ユーロの共同予算を計上し、トウモロコシや大豆、ワタ、ナタネについて多収量かつストレス耐性を持つ形質の実現を目指し、専用の開発パイプラインに投資します。この共同パイプラインには、多収量とストレス耐性に関する両社の既存および計画段階にある各プログラムが含まれ、植物バイオテクノロジーの分野で両社独自に行われた探索・研究活動に基づく、複数のプロジェクトにより構成されます。提携の一環として開発される最初の製品は、今後5年以内の商業化を目指しています。 モンサントの最高技術責任者兼執行副社長であるロブ・フレーリーは次のように述べています。「生産者に高い価値を提供する新たな形質の特定と商業化に向け、BASFと提携できることになり、嬉しく思います。将来性のある形質パイプラインの拡充と、技術交流とリスク共有により、農業生産において次世代に通用する技術の探索を迅速化できるだけでなく、モンサントが持つ収量とストレスに関する形質技術のパイプラインのリスク調整後現在価値を、事実上倍増させることが可能になります」。 BASFの取締役会メンバーとして農業・健康栄養関連部門を統括するピーター・オークレイは次のように述べています。「卓越した可能性を持つモンサントは当社の強力なパートナーであり、今回の両社の提携を非常に嬉しく思います。多収量作物の提供を通じ、食糧と再生可能資源の両分野で高まる需要に生産者が対応できるようになる、重要な第一歩となります」。 提携内容は以下の通りです。 ・両社は、専用の開発パイプラインを設け、これを共同で管理します。ここでは、多収量作物と、干ばつなどの悪条件下でも安定した収量をもたらす作物の開発に重点が置かれます。 ・上記に加え、両社はそれぞれ独自の形質探索活動も継続して行います。 ・こうした活動を通じ、両社はそれぞれ特定の候補遺伝子を決定します。こうして選び出された最も有望な作物が、共同開発の対象となり、モンサントのパイプラインを通じ商業化されます。 ・両社は各社単独で実施した場合と比べ、より多くの研究プロジェクトに取り組めると考えています。また新製品の開発を強化し、より短期間で多数の形質を市場に投入できるものと期待しています。 ・候補遺伝子が商業化段階へと進む過程では、開発の各段階を通じ、両社折半でプロジェクトの資金を負担します。 ・共同開発の結果、製品の商業化はモンサントが行います。製品の商業化に関連する利益の分配については、モンサントが純利益の60%、BASFが40%を受け取ることで両社は合意しています。 モンサントがBASFとの提携を決定した背景には、同社が特定の作物について、継続的により改善された形質を提供できると判断したことが挙げられます。BASFにとっては、モンサントの持つ形質の商業化ならびに望ましい遺伝資源の育種に関する実績を通じ、BASFの革新的技術を世界中の生産者にいち早く届けられるという利点が挙げられます。 その他の提携契約 両社はまた、今回発表した提携内容以外にも、開発と商業化に関する別の提携契約に着手したことを発表しました。これは、大豆生産者の収穫にダメージを与える寄生虫、ダイズシストセンチュウの防除方法の研究に関する提携契約になります。 これらの提携は、いずれもモンサントとBASFの植物バイオテクノロジー子会社であるBASFプラントサイエンス社によって行われます。 詳細情報 モンサント・カンパニーのウェブサイト(www.monsanto.com)と BASFのウェブサイト(www.basf.com)では、今回の発表に関連したプレゼンテーションをご覧いただくことができます。
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